レート1800を目指す1人のトレーナーの思考回路

ポケモンSVで念願の初レート1800達成!を実現するために、これまで努力を重ね、その中で成長したなと思う部分が多々出てきました。今回はこれまでに学んだこと、意識したことをまとめたいと思います。

 

参考

シーズン1 レート1680

シーズン2 レート1702

シーズン3 レート1668

シーズン4 レート1722

シーズン5 レート1547

シーズン6 レート1704(5877位)

シーズン7 レート1728(2744位)

半年放置

シーズン14 レート1714(8356位)

シーズン15 レート1733(6340位)

シーズン16 レート1768(4380位)

瞬間最高レート1792

 

レート1800の壁は個人的には厚く、これを超えれば中級者を名乗れるのかな…?という感じで目標ラインとしています。

 

これから出てくる内容はレート1800を目指す一人の人間の思考回路です。

 

(1)構築の組み方編

 勝ち方を学ぶためにも、自分の好きなポケモンから構築を組むのは一旦置いておきます。(私はマリルリ大好きですが、今の環境は逆風なので勝ち方を学ぶためにマリルリから一旦離れました。)

勝ち方を覚えていく内に、自分が使いやすい、性能が好きなポケモンが見つかります。(私はチョッキランドロスが手放せなくなりました。)そのポケモンが軸になるパーティを作るのが第一歩となります。そのためにも以下のステップを踏みます。

ステップ1 レンタルパを使って、自分の得意な(使いやすい)構築を見つけよう!

対面構築、サイクル構築、展開構築のなかで自分が使いやすいパターンを見つけましょう。やることや行動パターン、基本の選出が決まっているパーティがおすすめです。勝ち方のイメージも湧きます。勝ちパターンや動かし方のイメージがないと不安定な立ち回りになり、勝率が安定しません。

レンタルパはバトルデータベースというサイトから構築記事を見れるので、そこから探すといいです。YouTuberで動画つきでレンタル公開してる方もいるので、そちらのやり方もオススメです。

ステップ2 構築を作るときは手に馴染んだレンタルパーティをマネする!

【1】レンタルパの強みの部分(カイリューサーフ、ランドアシレ、イエカシラみたいな並び)は全部マネしてみる!

【2】レンタルパを使ってて、パーティの中で全然使わなかったなってポケモンや使いにくいなってポケモンをアレンジする。

基本選出で挑んだときに、相手にしていて苦手だなって思ったポケモンに強いポケモンをパーティに入れる。

※勝ちパターンや基本選出はイメージして作ると絶対に安定します!

・勝ちパターンのイメージの例

 例:オーガポンの倒し方

→オーガポンより速いポケモンでワンパンできるポケモンを探す。=パオジアン、トドロクツキ

あと個人的に構築を作るときに意識したいのは、構築の種類にもよりますが、クッション枠やチョッキ枠を用意すると良いと思います。前のめりな構築だと不利なポケモンが来たり、テラスを切られたりして突破できなくなると崩されます。

(【3】選出画面で圧をかけれるポケモンを採用する)

これは私が構築を作るときの手法です。例えばキノガッサを選出画面に入れておくと、相手はガッサに強いポケモンを必ずパーティに入れてきます。例えばサーフゴーやオーガポンが来ます。それらに強いポケモンをこちらは用意しておけば良いわけです。

他の例:ポリゴン2を入れておくと、はたきおとすを覚えたポケモン(ハッサム、トドロクツキなど)や、高火力のこだわりアタッカーを選出してくるかな?みたいな。

選出画面で圧力をかけることで、相手の基本選出を通させなくしたり、こちらはそれに強い基本選出を作っておけば、あとはイメージ通りの行動を通すことで、勝利に大きく近づくでしょう。

(2)対戦中に意識していること

①選出画面を見た瞬間に、レンタルっぽいなって思ったら検索をかける。

→相手の技構成、立ち回りなどが丸わかり。シーズン序盤は体感4試合に1回くらいはレンタルに当たるので、こういう試合は取りこぼしたくない。また、上位のレンタル構築は使いやすいというよりは、プレイングが物を言う場合が多いので、上位のパーティなら勝てないかも…と思わないで強気に挑む。データが丸わかりなのだから、こちらが絶対有利です。

 

②構築を組む段階でイメージした行動を再現する。

得意な構築相手のときは、イメージ通りに大体動かせます。イージーウィンを狙っていきましょう。

こちらのエースに対して強いポケモンを後投げされたときに、こちらはどうするかなどは、事前に想定していないとダメです。

(パオジアンのハチマキつららおとしを受けに来たウーラオスに対して何もできないから、水流連打を受けれるHBテツノカイナにこちらは引く。みたいな。) そのイメージ通りに本番は動きましょう。

 

③我慢して安定行動を通す

交代が多くなる試合は特に、しびれを切らして勝負に出ないこと。安定行動を通す。勝手に自滅に走らない。不確定要素が多いときに変なことしない。ここで賭けないと負けるってときにだけ、強引な立ち回りをする。

何試合もそれを続ける。同じような展開のとき、この試合では序盤から賭ける、この試合は何回もサイクルを回してから賭けるみたいなことをしない。それが勝率安定につながる。

例:自分:ハバタクカミ 相手:ハッサム

→バレパン警戒で、こちらは引くorテラスが安定行動。相手がとんぼがえり打ってたら、相手の有利展開は続くが、ハバタクカミを失うわけではない。「こないだ別の対戦で、とんぼだったから、今回は突っ張る」みたいなことはせず、安定を繰り返す。

 

④★今、場に出ている自分のポケモンをどうするか(場に残すべきか、交代やテラスをどう読むか、こちらはテラスを切るべきか)

・相手の交代を読むときやテラスを読む時は、抜群技を狙った技を選ばず、こちらの裏のエースの技で倒せる圏内まで削れる技を選ぶ。

例: 自分:テツノカイナ 相手:パオジアン(裏にハバタクカミいるかも)

→格闘技を打ちたいが相手はゴーストテラスorハバタクカミ引きだった場合、こちらは1ダメージも与えられない。パオのタスキを剥がしたり、ハバカミ少し削れば、こちらの裏のエースで確実に倒せる!

→電気技を選択しよう。仮に電気テラス切られてもタスキを削れば、エースで勝てるから大丈夫。だからテツノカイナは残さずに倒されても大丈夫。

・場に出ているポケモンは、その試合でHP管理が必要なポケモンかどうかを考える

相手の選出画面には特殊アタッカー4体。こちらはチョッキランドを選出した場合、ランドはかなり負荷がかかる。

【1】受け出しで出すべきか、他のポケモンが倒されてから出すべきかを見極める。他のポケモンがもうお役御免なら、そのポケモンは取っておく必要ない。

【2】負荷がかかる試合は早めにテラスを切って受けるダメージ量を減らし、多くのポケモンに対処する。それがエースのためになる。

【3】エースの圏内まで削れば勝てそうなら、そこでテラス切って、相手の攻撃を耐えてエースの圏内まで削る

【4】そのポケモンを一気に速攻で倒さないといけなさそうな構築で苦手なポケモンが来たら、交代はせず突っ込む。テラス必要なら贅沢にテラスも切る。

【5】エースが場に出ている時、エースの攻撃を交代して受けに来た敵を崩す、高火力の攻めのテラスを切る。

→相手のサイクルを崩せる。早めに勝負をかけて数的有利を作る。

【6】「テラスを切らせられたら仕事した。」の落とし穴に気をつける。

→テラスを切らせられたとしても、テラスを切らせた上で、こちらのポケモンは倒されます。そのポケモンを失ったことで、こちらのパーティが機能しなくなるのであれば、結果的に試合には負けてしまいます。そういう負け方が起きないような構築作りが必要になってきます。

 

⑤数的有利を意識する

→数的有利ができると、相手は交代の幅が狭くなり、安定択の幅も狭くなる。

 

⑥相手の型の決めつけについて

→最終日付近は、絶対◯◯の型は来ないだろうって割り切ってもいいが、基本的には下記のように型を絞る。

今回の相手の持ち物やテラスタイプは10%以下の型ではないと割り切る。(バトルデータベースで常に試合中も調べる。)ただし、10%以下でも明らかに最近流行している型があるなら、それを疑う。

※選出画面の並びで判断できたら最高。

例:コノヨイダイのコノヨはタスキじゃなさそう。

例:単体のオオニューラはタスキ多そうだから、このパオはオボンやハチマキかな?とか。

※1ターン相手の動きを見て判断できたら、まだセーフ。

例:食べ残し発動ガチグマ→あくびや毒テラスあるかも。

例:カイリューがスケイルショットを打ってきた。→鋼テラスで竜舞もありそう。

 

⑦不利な構築に対しての割り切り

→1点張りで行動する。苦手な構築に対しての動きを決めておく。強引な突っ張りや、早めのテラスで不利展開を先延ばしにする意識。安定行動じゃ多分勝てないから、読み行動や釣り交換など、思い切ったプレイをしようって割り切る。逆にそういうプレイを練習する機会にしようくらいの気持ちで取り組むといいかなと思います。

例:アローラキュウコンの壁展開がキツイ。

→初手タスキじゃないアロキュウ読みで、フェアリーテラスのメガネハバタクカミを出し、1ターンで倒す。相手が引いてきたときでも、この動きを通そうと頑張って立ち回る。

 

(3)その他

①ダメージ計算をする

・構築を作る段階で、勝利のイメージを覚えるために、ある程度起こり得る対面の計算をしておいてメモするのは重要。

・試合中もダメージ計算を回して、ダメージから相手の型を判別したり、命中不安技を打たなくても倒せるかどうかを判断したり、エース圏内に入る技はどれかを判断したりなど、ダメージ計算は得なことばかり。

・次のターンのダメージ計算をするために、1個前のターンは、じっくり技を選ぶ。これにより、ダメージ計算が間に合わない!という事態を防ぐ。

例:とんぼがえりorボルチェンでエースにつなぐ。とんぼがえりのターンに、エースvs敵のダメージ計算をしておく。

②バトメモを使う

→反省ができるし、今の構築に対しての相手の選出パターンのデータなども分かる。試合中に使いこなすのは最初難しいので、記録はつけておいて、反省やデータだけでも最初はしましょう。慣れてきたら試合中もバトメモのダメージ計算を使いこなしたりもできるようになります。

③構築を変えるタイミング

→負けが続いた時、構築を変えたくなるが、個人的には基本あまり変えないことをオススメします。変えるならレンタルで色々使ってみる。

なぜなら、今使ってる構築はレンタルの中でも自分の手に馴染んだものをベースに作ったものです。そのパーティでどう対処するかを考えると、思考力がつくのかなと思います。その思考のなかで出た答えとして、少し技を変える、型を変える、一部のポケモンのみ変えてみるとなったときに初めて構築をカスタムする流れになるのかなと思います。

(私のランドカイナ構築は積み展開が苦手構築だけど、基本勝てないと最初は割り切っていました。けど当たる回数が増えてきたので、割り切れなくなりました。そこで100試合近く使ってようやくランドに地割れを採用し、少し積み展開に抗えるようになりました。あまえるめいそうカミ、HDベースで草結び半減する毒テラス残飯やオボンのガチグマ、持久力てっぺきブリジュラス、遅い積みラオス、壁クエスなどへの勝率がほぼ0だったのが、30以上になったイメージ)

ただ、環境が進み基本選出の部分が全く機能しないみたいな場合は素直に、全部構築を解体すると良いと思います。

次の④でも述べますが、構築を理解するために対戦数をこなす必要があるので、ある程度我慢も大切なので、覚えておきましょう。 

④対戦数をこなす意味

 私は前シーズンでもランドカイナを使っていましたが、自分的に使いやすく、まだまだやれそうな感じがしました。新たなパーティを作る意欲よりも、ランドカイナをもっと理解すれば、結果は残せるんじゃないかと思い、2シーズンかけて合計で400試合以上をランドカイナでこなしました!確実に対戦数こなしたのは、大きな意味になっている気がします。

【1】構築の理解度を上げる

→数十戦じゃ、その構築を理解しきれません。試合をこなすと次のようなことがわかってきます。

この構築に対して、大体相手は何投げてくるかを学ぶ。

この構築に対して、相手が出してきたポケモンの型を学ぶ。例:ガチグマは出されにくいが、出されたときはチョッキが多い など。

勝ちルート通りの試合を思い描いて戦えるよう経験値を積む。

誰のHP管理が大切かを考えてテラスを切るという感覚を掴むために対戦数をこなす。

エースで一気にテラス切って決めるべきかどうかの最適解を出せるよう、対戦数をこなす。

ダメージ感覚や新たな勝ちパターンのイメージを見つけられる  などなど。

レンタルの段階では、数試合でコロコロ変えてもいいですが、自分が作った構築は長い目で見ると良いと思います。

【2】レートの上振れを狙える

自分の実力帯までレートが上がると、大体勝率がどこかで5割に安定してきます。そこから殻を破るのは急にはできません。

しかし対戦数をこなすと、「たまたま得意構築の相手が連続して出てくる」「苦手な構築に当たったときに急所に当たって勝てた」など上振れる要素が続くことがあります。これが来るまで勝率5割で我慢します。

※サブロムがあると気持ちが楽になります。

理由1 レート保存ができる。

例:ロムA 1700 ロムB 1680
→ロムBが1700超えるまでBでやる
→ロムA 1700 ロムB 1710になった。
→次はAが1710超えるまでAでやる
→このようにレートを更新するまで他のロムでは対戦しない。というのを繰り返す。

理由2 メインロムのレートは落としたくないけど、色々なパーティ試したい…!ってときに、サブロムで色々なパーティの試運転に使える。

⑤序盤から対戦数をこなす

私は今までいつも最終日付近くらいから、ランクマを始めてマスターボール級に上がり、一気にレートを上げるみたいな感じでした。しかし、これだと時間が間に合いません。

・時間がないので色々と構築をいじる勇気が出ない

・時間がないけどレート上げないといけないので、調子が悪いときに間を取ったり、休憩が取れない。気持ちを切り替えられないまま、焦ったまま潜り続けないといけない。

・序盤はレンタル構築や、試運転構築、未完成構築と当たりやすいので、レートを稼ぎやすい。

・序盤中盤でレートをそれなりに上げておくことで、最終日近辺では、良いレートのまま勝負できる。

⑥大型連敗したら潜らない。

私は3連敗したら、その日は辞めます。私の場合、3連敗したら、そのまま大体5連敗以上します。なら焦って無理に勝ちを取り戻そうとせず、負けた試合の分析をするといいです。意外と今の構築が通用しなかったって負けは少ないです。苦手な構築だったからと割り切ったりもできたり、運負けだったということもあります。分析や反省で、気持ちの整理ができると、自分は弱いんだというマイナス思考にならずに対戦できたりします。

⑦ランクマする日は毎回小さな目標を作る

今のメインロムのレート1600、サブロム1580なら、「今日は片方のロムで1650まで上げよう」という目標は大きすぎます。50を1日で上げるには勝ち越し4つ必要です。意外とハードルが高いです。達成できなかったときイライラしたり、モチベがなくなります。ですから、

小さな目標「サブロムも1600載せよう」

達成できたらなの目標「片方のロムを1615」

ラッキー目標「1650!」 くらいにしておくと良いかなと思います。毎回コツコツ目標を作る。1歩前進を繰り返す。進めない日があったとしてもロムが2つあれば、片方はまだ生き残ってるから、そこに追いつくことを明日は目指そうみたいに気持ちにゆとりができます。

 

こういったことを学んだり、意識して取り組むようになった結果、成長を実感できるようになりました。

こういうことを言語化できたことで、また自分も成長できてるのかなと思うと、モチベが上がってきました!そろそろレート1800いけるんじゃないかなという思いで溢れています。

ともにレート1800目指している方への何かに繋がることが1つでもあれば幸いです。